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追い込む?追い込まない?

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Answer:基本、限界まで追い込まなくて良い(筋トレ上級者は追い込む時があっても良い)

筋肉は動けなくなるまで追い込まないと最大効率で成長しないと思われがちです。
しかし、追い込んだ時のデメリットとして一番にあげられるのが疲労の問題です。

限界までやる(RPE10=自覚的運動強度、もう1回も挙げられない、動かせない状態)と、疲労度や回復に要する期間も比例して上がります。
その結果、次のトレーニングの時に本来であれば扱える重量が扱えなかったり、場合によってはトレーニングができない状態になってしまうこともあります。

筋トレはその日1日にどれくらい身体に負荷を与えられるかも重要ですが、週単位、月単位、年単位の長いスパンで安定した強度でトレーニングをすることが求められます。追い込むことはトレーニングの強度やボリュームのムラを高めてしまう可能性が高いのです。

特に筋トレ初心者の方の場合、追い込むことによって怪我のリスクもかなり上がり、仮に怪我をすると長期間トレーニングができずかえってマイナスということもあり得ます。

ただし、筋トレを長くやっている上級者の方の場合、自分がどのくらいやったらこれくらいの疲労が残る、次のトレーニングに影響が出るということが分かっている場合があります。またオーバートレーニングの閾値(オーバートレーニングにならない、なるの境界線)を感覚で理解している方も多いです。そういった方の場合は追い込むのもアリではあると思います。

このオーバートレーニングの閾値は今までどのくらいの筋トレ歴でどのくらいの負荷を身体に与えてきたかで決まります。そのためこの人がこうだからとかではなく、自分の身体の声を聞き、トレーニングに励んでいただけたらと思います。

この記事を書いた人

筋肉をデカくするパーソナルトレーナー

渡井 翔

アメリカ州立大学で運動生理学学位を取得後、静岡市のパーソナルトレーニングジムに就職、その後2023年4月より筋肉やカラダを大きくしたいお客様を対象とした【筋肉をデカくするパーソナルトレーナー】として、トレーニング、食事指導含めトータルサポート。

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